理屈っぽい子だね。余計なことは考えなくていいの

2021/07/04
理屈とは、物事の道筋、道理のことをいいます。




とくに子どもの頃は、知識欲が旺盛です。




振り返ると




子供のころは、小学生のころは




知らない場所、環境、空間に出合うと




見るもの聞くものが新鮮なので




わからないことがあると




「どうして?」「なぜ?」





という質問を大人に聞いていました。
(大人から見たらめんどうな子どもです)





自分で「調べる」ということ





どうやって調べるか、





調べる方法がわかってからは、





図鑑とか辞典、





まんがなどで調べたのですが、




それでもわからないときは、





知っていそうなひとに
(顔をみて判断していました笑)





聞くということをしていました。





ところが、




あるとき、




その時に言われたひとことで





世界観が変わる衝撃を受けたんです。





それは





「理屈ぽい子だね。余計なことは考えなくていいの」





当時は言葉の意味をきちんと




理解していなかったのですが




理屈っぽいことはダメなことなんだ




質問をすることは嫌われることなんだ




大人になったら世の中のことはわかるようになるんだ




このひと言で、僕の世界が変わります。





「なぜ?」と思っても





大人になったらわかるようになる。





だから、





「なぜ?」を封印しようと決めたんです。







それから、大人になり




社会に出て働くようになってから





「なぜ?」という





思考で考えられるかどうかで





仕事の結果において





圧倒的な差が生まれることも実感しました。






「なぜ?」という思考があると




1つ上の次元から見ることができます。





たとえば




こんな話しがあるのですが





T型フォードを生産し





自動車を普及させたヘンリー・フォードは






「もし顧客に何が欲しいか訪ねたら、





『もっと早い馬が欲しい』と答えただろう」





という有名な言葉を残しています。






「なぜ?」と問いかける思考をしなければ





なに、どうやって、どのように




具体的な




「馬」というキーワードから思考が離れずに





「馬」で考えます。






フォードはこの顧客リストに





そのまま答えていたら




「早い馬」





を飼育していた可能性があったんです。





この場合だと





なぜ思考をすることによって





「早く安く安全に移動したい」





という




顧客の心理が考えられるんですね。





つまり、




顧客のゴールであり




目的になります。






ほかにも




「この前の飲み会、時間が短かったね」





あなたが飲み会の幹事で、参加者から





このような言葉をもらったとします。





「そののまま」対応したら





「時間が短かった」ということなので




次回は



「もっと時間を長くしよう」ということになります。





でも、それは本当に





「問題」の解決になっているかどうかなんですよね。





問題そのものを




上のレベルからもう一度、俯瞰(ふかん)してみて




言葉で表現されたことの




「言外の意味」を汲み取ることが大切です。






仕事の依頼者や問題提起者本人が




意識的に別のことを表現していることもあれば





本人自身もその真意について






気づいていないことがあるからです。





与えられた問題を疑わずに




「それありき」と考えてアクションを起こし始めるか




「そもそもこの問題でよいか?」と疑ってかかるのか




「考えることを考える」ことによって





与えられた問題を早くうまく解くこと


そして


本当に解くべき問題を定義し直すことができるようになるんですね。






では、また投稿します!



Bon Voyage(^O^)/