「鼻毛出ています」と言ってください

2021/09/29
庄です、

チャレンジや行動をすれば
新たな出会いがあります。

人生って
「会って別れて」をくり返し
僕たちは進化していきます。

そうやって
人間関係はつねに
入れ替わっていきますよね。

過去に
「友人をみればその人が分かる」
と言われたことがあります。

”朱に交われば赤くなる”
”類は類を持って集まる”

ということわざは
誰もが1回は聞いたことあると思いますが、

意識をしないと自然と
似ている人と仲良くなりがちで、
身近な友人は自分と似ている人が多い気がします。

考え方とか、趣味とか、嗜好とか、価値観とか、
ファションとか、収入とか…

このことって、
実際に論文でも発表されていて

イタリア人の
ジャコモ・リッツォラッティさんによって
1996年に発表された

”ミラーニューロンの法則”
といいます。

詳しくは調べてみてください。

ひとつ質問をします。

あなたは、
自分の顔を見るためにはどうしますか?

今回は、
「誰と付き合うかで人生は決まる」
のお話をします。


自分の顔は見えない
けれど、
他人の顔ならよく見えますよね。

自分の顔を自分で
見ることができていたら

世の中には
「鼻毛がでている人」はもう少し
少なくなる気がしますw

あっ、
それもファッションかもしれません…。

自分の顔を見ようと思ったら
「鏡」を見ないと確認できません。

けれど、
左右は対象なんですよね。

直接は見ることができません。

自分の声も、
日ごろ自分の耳で聞こえる声と
他人に聞こえている声は違って聞こえます。

結構、
「自分のことを自分が知らない」

んですよね。

古代ギリシアの哲学者で
「万物の根源は水である」
と唱えたタレスという人がいます。

タレスは、

「『何が困難なことか?』と問われて、
『自己自身を知ること』と答え、

『何が容易なことか?』と問われて、
『他人に忠告すること』と答えた」

という有名なエピソードがあります。

自分のことだから、
自分が一番知っている…

一見簡単に知ることが
できていそうだけれど、
実はそうではないんですね。

一方で、
「人に忠告することが一番易しい」も
分かる気がします。

人のことになると、
忠告だったり、アドバイスできたりします。

他人のことだとよく見えるんですよね。

自分自身にも忠告だったり、
アドバイスできたらいいのになと
歯がゆくなります。

”自分のことは自分が知らない”

けれど

”他人のことはよく見える”

この教訓を
あなたの人生に活かすならば、

「あなたのリアルな姿を知るためには
他人からの指摘が必要だ」

ということになります。

その、「他人」とは
あなたの自分の姿を客観的に見てくれて、

耳が痛くなるようなことも
素直に言ってくれる人です。

聞き心地のいい言葉、
易しい当たり障りない言葉を
言ってくれる人ばかりでは、

自分を知ることはできません。

ただただ一緒にいて楽しい人
だけと付き合うのか、

それとも、

耳の痛いことを言ってくれる人が身近にいるのか
その後の人生において大きく変わってきますね。


「あの、ちょっと言いづらかったんだけど、

あなた鼻毛出ていますよ…」



庄 拓実